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Matthias Kaiser
マティアス・カイザー

 

Matthias Kaiser - 2

 

Q: 出身地は? 今はどこに住んでいる?

A: オーストリア出身。でも、実際には世界中のいろいろな所に住んでいろいろな影響を受けた。
長いスパンでは、アメリカ、日本、インド、イランに住んでたよ。で、ここ最近はよくアフリカに行っている。
今はオーストリアの田舎の方に住んでいて、そこに建てたスタジオは作業や実験をするのには十分なスペースで、すごく気に入ってる。

 

Q: アーティストとしての経緯をざっと教えてくれる?

A: まず最初はジャズの勉強をするためにニューヨークに行ったんだけど、すぐに陶芸にハマってしまって、それ以来ずっと今日まで陶芸だけをしている(笑)。
その後、日本の瀬戸に行って森脇文直氏に弟子入り、それから唐津に行って中里隆氏に教わった。
日本の所謂「陶芸感」というものは、これまで西洋文化やその感覚で生きていた自分にとっては、全然「違う」もので、またそれは自分にとってとても新鮮だったので完全にやられてしまった(笑)。
正直始めは、その東洋的というか日本的「陶芸感」というものを理解するのはとても難しかったんだけど、徐々にその日本工藝の繊細さと奥行きがわかるようになっていった。
それから日本を発って、中国、ネパール、インド、パキスタン、イラン、シリア、トルコを旅しながら、1年かけて故郷のウィーンに戻った。
ウィーンで少し大学に在学した後、田舎に今住んでいるスタジオを建てた。
それからは、作品をつくっては世界中でたくさんの個展やプロジェクトに参加するようになり、ここ最近ではLoyal Exportsという新しいプロジェクトも始めた。
様々な国に実際に行き、現地の貨幣価値で作品を売って、それは1点たった150円ほどだったりするんだけど(笑)、その作品を買ってくれた人達がどのように各々の生活に取り入れているか、またそのモノ自体が異国の異文化の中でどう「生きている」かをインタビューと写真形式でまとめてウェブサイトで公開しているんだ。

 

Q: なぜ陶芸家として表現することを選んだ?

A: まず、素材として「土」は表現するのにすごい可能性を秘めている。
そして、陶芸家の表現方法とは、所謂ファインアートと呼ばれているものよりも、何と言うか絶妙で遥かに繊細なものだと思うし、またその表現はときにものすごい力のあるメッセージになる。
思うに陶芸家とは、作品を通して、その作り手が推すライフスタイルだったり、自分自身がそうありたいと夢見る生き方なんかを示唆してるんじゃないかな。

 

Q: 何に「グッと」くる? (What turn you on?)

A: 誰かに何かしらの情熱が感じられるとき。

 

Q: 次はどんな予定?

A: ちょっと休む(笑)。

 

インタビュー: 2016年8月


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写真: Lisa Edi

 

 


 

 

 

 

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